こんにちは、かおる(脳脊髄液減少症もちの看護師ライター)です。
先日の記事でご紹介した「自律神経のためのミネラル基礎知識」。
亜鉛(Zn)は医療業界でも注目されつつある、自律神経に欠かせないミネラルの一つです。
私は亜鉛欠乏を経験し、亜鉛で調子がアップした一人^^
そこで今回は、知られざる亜鉛のすごいチカラについてご紹介したいと思います。
◉目次
亜鉛のチカラ
・代謝のために重要
…亜鉛は250以上もの酵素の補酵素として働きます。
代謝とは、栄養が消化・吸収されてエネルギーとして体で使われる状態になることを言います。
亜鉛は酵素のはたらきを助けることで、代謝を促進します。
亜鉛がないと、栄養を摂ってもエネルギーとして体でうまく使いきれていないのです。
・新しい細胞の再生に不可欠
…細胞・DNAの複製やたんぱく質を作るのに亜鉛が必要です。
少し難しいので、「亜鉛がないと新しく細胞が作れない」と思ってください。
皮膚や消化管・精子の形成、傷の治癒につながります。
・セロトニンをつくる
…脳の神経伝達物質、セロトニン。
別名:幸せホルモンです。
セロトニンが不足するとうつ状態になると言われています。
自律神経の安定のためにもセロトニンを作ることは重要です。
・血糖値の安定化
…亜鉛はインスリンというホルモンの分泌に関わります。
インスリンは、糖分をエネルギーにして血糖値を下げる役割をもつ唯一のホルモン。
血糖値スパイクは自律神経を乱し、心身共に不調をきたします。
亜鉛がインスリンの分泌を助けることで血糖値とメンタルの状態を安定させます。
亜鉛が不足するとどうなるか?
亜鉛のチカラが発揮されなくなるわけです。
・食欲低下
・成長・発達の遅れ
・皮膚病
・生殖機能の異常
・味覚の異常
・免疫力低下
・精神不安定
・血糖コントロール不良
亜鉛はカラダにとって大切な役割をしています。
自律神経失調症の中には亜鉛不足の人がいる
ここまで読んで
亜鉛は血糖値、メンタル、代謝、ホルモン、神経に深く関係していることがおわかりでしょうか?
つまり自律神経を整えるためには亜鉛が必要なのです。
実際に、自律神経失調症の患者さんのなかには亜鉛が不足している方がいます。
(一般的にも、現代人に最も不足しているミネラルと言われているくらいです)
自律神経症状が比較的軽い方は、亜鉛不足を改善するだけでも症状が良くなるとも言われています。
亜鉛欠乏があった私の体験
わたし自身も亜鉛欠乏がありました。
薬を飲まなければいけないくらい不足していたので、
亜鉛製剤を飲むことに。
***
すると…血糖値スパイクの症状が改善。
血糖値が上がりすぎて食後に気を失うように爆睡していたのですが(笑)、
それが無くなりました。
おまけにぐったりしていた体も少し動きやすくなりました。
(エネルギーがまわり出したか、低血糖症状が軽くなったか…)
※個人差がありますが、私の場合は亜鉛の飲み始めは吐き気が止まりませんでした。
一定期間を超えれば無くなると思います。
亜鉛を摂るには?
亜鉛は食事からの吸収がいちばん良いと言われています。
代表的なのは牡蠣(カキ)。
私はよくこれを食べます(亜鉛が足りないって言ったらくれる方がいて…笑)
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レモンと牡蠣って合うんですね!
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とはいえ牡蠣を食べ続けるのは至難の業。
牡蠣がいちばん。あとは肉類・魚介類、レバーと覚えておきましょう。
日常生活で少し意識するだけでもちがいますよ^^
サプリメントで摂るのも一つの手です。(添加物にはご注意くださいね)
まとめ
・亜鉛は代謝や血糖値、ホルモン・神経、メンタルに重要な役割を果たす
・亜鉛と自律神経失調症は関係している
・亜鉛欠乏があった私の体験
・亜鉛と言えば牡蠣。あとは肉・魚介類・レバー。
***
以上、自律神経には欠かせない亜鉛のチカラをご紹介しました。
現代人に不足しがちな亜鉛。
ぜひ食事に取り入れてみてください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。