こんにちは、かおる(脳脊髄液減少症の看護師ライター)です。
ある日、テレビを観ていると、パラアスリートのドキュメンタリー特集をしていました。
パラアスリート……
「自分の思うように体が動かない」
「いわゆる”普通”とは違った生き方を強いられる」
どこか脳脊髄液減少症の自分に重なるものがありました。
脳脊髄液減少症って、病気と障がいの狭間にいるな…って。
病気:多彩な症状がある
障がい:脳脊髄液減少だけでは死なない。でも生活に支障がある。
こんな感じで。
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そんな時、ある方がふと頭に浮かびました。
私のかすかな希望、看護師ライターのお仕事ー。
その、師匠です(勝手にそう言わせていただいています笑)
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師匠は雑誌でパラアスリートの取材・連載をされていたんだった!
(※コロナ禍になるまでです)
これがその中の1冊。

即購入!
知っている方が書いた文章はなぜか丁寧に、丁寧に読みたくなるんですよね。
ことばって、書いた方の生きてきた道や人柄、感性が込められている気がして。
パラアスリートの人生+執筆者
2つの相互作用のようなものが、とても魅力に感じます。
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パラアスリートとして活躍されている方はきっと、障がいのある方の中でもほんの一握りです。
障がいと共に生き、自分の才能を開花させて道を切り開く。
そして誰よりも明るい笑顔。
そんな姿が一見、華やかにも見えます。
しかし、自分が病気になってみて、少し見方が変わりました。
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何度傷つき、どれだけの壁を乗り越えてきたのだろう。
どれだけ自分と闘い、誰よりも強く、前向きに生きる努力をしてきたのだろう。
たとえパラリンピックの金メダリストでも、もしかしたら今なお、何かに傷つき泣いているかもしれない。
そう思うと、心に深く沁みるものがありました。
なぜか涙がほろり。
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以前の私だったら、
素敵だなぁ。
大変な中がんばっていてすごいなぁ。
感動や勇気をいただくだけだったかもしれません。
どこか他人事だったり、ちょっぴり上から目線だったのかも…。
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でも今は、
輝かしく見える人こそ、絶大な苦悩の道や孤独が隠れているんだろうな。
そう思い、パラアスリートの方の強さに心を打たれます。
より深く、心から。
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中澤真弥さん(私が師匠と言う方です)の書いた文脈によって、より一層引き込まれる彼らの魅力と物語。
私もがんばらなきゃ。
辛いのは変わらないけど、やっぱり輝きがあった方が素敵だよね^^
と、ほんのすこーし前向きになれたのでした。
今日もさいごまで読んでいただきありがとうございます。