こんにちは、かおる(脳脊髄液減少症と慢性疲労症候群もちの看護師ライター)です。
私の地獄だと思う症状ベスト3に入る胃痙攣。
命に関わる病気ではないのに「死んでしまう…!!!」と思うくらいの救急車レベルの痛みが起きます(ほんとです!)
しかし、胃痙攣と言っても意外と知られていないと感るのは私だけでしょうか?
対処に困る医師が多く、放っておかれることもしばしば…。
ストレスが原因なのであまり注目されないのが悔しいところです。
そこで今回は、繰り返し胃痙攣を経験したかおるによる「胃けいれん特集」をお送りします。
◉目次
胃痙攣とは?
文字通り「胃がけいれんしているような胃の痛み発作」のことです。
胃痙攣は病気ではなく、症状の名前。
かおる的には胃をぞうきん絞りされているような気絶するくらいの痛みです…。
発作は数分から1~2時間持続するものまで人それぞれですが、たいていは胃の動きに合わせて数分の発作を何度も繰り返します。
あまりの痛さに救急車を呼ぶ人も時々いらっしゃるみたいですよ。
原因は?
原因はさまざまですが、ストレスが大半と言われています。
胃潰瘍・胃腸炎、膵炎、胆石など消化器の病気からくるものもあります。
食中毒や冷え・ストレスなどで胃が過度に緊張し、痛みの発作が起きるのです。
救急外来に運ばれた私の話
ここナースが胃痙攣を初めて起こしたのは中学生の時。
当時は医療の知識はなかったので、胃けいれんの存在も知りません。
ある日突然、あまりの胃痛に気絶寸前!!
悶絶とはこのことか・・・と思い知らされた瞬間でした。
発作が起きたのが夜だったので、救急車を呼ぶか、救急外来に行くか、朝まで耐えるかの3択…。
親もさすがに救急車を呼ぶ勇気はなかったみたいで(笑)救急外来で診てもらうことに。
とにかく胃に少しでも衝撃が加わると猛烈に痛いんです!
呼吸もできないくらい、寝返りもできず、本当は歩くどころではないのですが…半ば私を動かそうとする親に怒りながら(笑)救急外来に行きました。
ところが…
医師:「胃痛くらいで救急外来ですか…?とりあえず薬出しておくので家で休んでいてください。」
私:(えー!!こんなに死にそうなのにそれだけ!?死に物狂いで来たのに…)
私にとっては衝撃のひと言をくらいました…!!
当時は点滴や検査もなく“チアトン”という薬をもらって帰宅。
もちろん帰り道も、薬飲むのも胃の激痛!!
それからチアトンは私のお守りとなりました(笑)
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今は医師によっては点滴や胃カメラなどで対応する場合もあるみたいです。
しかし
共通して言えること。
“その場で痛みをすぐに解消する方法はない!”
ということを学んでしまいました。
医師的にはなけなしの鎮痛剤を出すくらいしか方法がないみたいです・・・。
結局私は2日間涙しながら耐え続けました。
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その後も時々繰り返す胃痙攣。
私の場合は病気ではなくストレスが原因。
大事なイベントをやり遂げた後、仕事が大変でやっと休みを迎えたとき、ほっと一息ついた時…に発症します。
ストレスから解放された後なので、誰も私の胃痙攣との闘いは知らないのが悲しい!
胃痙攣が起きたときは、苦しむだけ苦しんで、無理しすぎか…と反省します。
Nsかおる的なベストな対処法
何度も胃痙攣を経験した私がたどり着いたベストな対処法をご紹介します。
※私個人の体験です
- 痛み発作が起きた時は、とりあえず胃に刺激を与えないように丸まって耐える!
- 私の救いの手はデパス・チアトン・ブスコパンのどれか!
デパスは精神科のお薬のイメージが強いですが、筋肉を緩める作用が強いので、肩こりや緊張性の頭痛が強い人にも使われます。
胃の過剰な緊張が原因なので、少しでもゆるめて、ウトウトできたら(デパスは眠くなるので!)まだましかと…。
チアトンとブスコパンは胃腸の動きを抑える働きがあるので、内科で出してくれると思います。
- 病院に行く元気が出たら、“脱水”であることを伝えましょう。
激痛すぎて水もろくに飲めなかったはず。理解のある先生であれば点滴をしてくれると思います。 - 痛み発作が治まるまで胃を温めて頑張りましょう(結局)。
思い当たるストレスが無ければ病気がないかどうかも検査してもらいましょう。
まとめ
・胃痙攣は主にストレスからくる劇的な痛み発作です
・病院に運ばれたとしても結局なけなしの薬を処方されるだけの悲しい現実…
・かおる的な救いの手はデパス、運が良ければチアトン、ブスコパン。あとは過ぎ去ることを信じて、動かずに耐えるのみ!病院に行ったら点滴をして脱水を防ぎましょう。
・みなさんが胃痙攣にならないように、心から願っています…!!