こんにちは、かおる(脳脊髄液減少症もちの看護師ライター)です。
いつも読んでいただきありがとうございます。
私のブログに時々出てくる「ピラティス」
自律神経失調症の改善に良いと言われている治療法のひとつです。
正直な話、私自身、ピラティスを甘く見ていました。
しかし実際に本物のピラティスを習うと、自律神経の治療になくてはならないものだと知りました。
そこで今回は、ピラティスが自律神経の不調に効くワケをご説明したいと思います。
◉目次
【結論】ピラティスとは?
●ピラティスは心と体を整える
ピラティスはただのエクササイズではありません。
実は「体と心のコンディションを整えるためのシステム」です。
つまり、自律神経の治療法のひとつ。
そして何より、不調の人だけでなく、だれにでも役立てることが可能です。
●ピラティスの4つの目的
ピラティスには以下の4つの目的があります。
・肉体的な強靭さ・柔軟性・調和を向上させる
・ストレスを軽減する
・集中力を高める
・心と体の”より良い状態”と感じられる
これらが自律神経のはたらきの改善・強化につながります。
***
ピラティスの動き(ムーブメントと言います)で大きなポイントとなるのが、
背骨を動かすこと。
これが自律神経に効くんです。
つまりピラティスとは
「背骨を動かし、自分と向き合い、心身のコンディションをより良くするエクササイズ」
です。
心と体に通ずるピラティスの6つの原則
ピラティスには6つの原則があります。
6つに共通するポイントは
「それぞれが体と心のつながりに大きな影響を与える要素をもつ」ことです。
①呼吸
”体と心の本質”と言われるほど大切な要素。
当たり前すぎてピンと来ないかもしれませんが…
酸素は全身の細胞にとって何より必要な栄養です。
その大切な栄養を届けるための
「呼吸」
&そのための
「呼吸筋・胸郭・胸椎」
(息をするために動かす胸の筋肉・骨をイメージされるといいと思います)
これらがとても重要です。
②集中
先ほど言いましたが、ピラティスは自分の体と向き合うエクササイズ。
自分が動かそうとしている筋肉はもちろんのこと、呼吸のしかたや自分の精神に意識を向けます。
一見かんたんな動作でも、意外と心も頭もエネルギーを使います!
③センター
体の重心です。
つねに自分の体のバランスを内側で感じます。
④コントロール
ことばの通り、自分をコントロールする感覚。
これを養うと、より正確に&より意味のある動きや意識ができます。
⑤正確性
慣れないうちは動きをマネすることになってしまうかもしれません。
しかし正確性を意識できたとき、
エクササイズから得られる効果が大きくなります。
⑥フロー
なめらかで途切れのない動きです。
これは上級者向きの要素かもしれません。
動きを理解し、心に余裕ができたとき、なめらかさが生まれます。
具体的にどのようなことをすれば良いのか?
体の調子や骨格の状態、ピラティスをやりたい目的によって人それぞれ異なります。
全ての人に共通することは
「呼吸」(ブリージングと言います)
先ほど最も大切な要素と言いましたね。
呼吸は2種類あります。腹式呼吸・胸式呼吸です。
ピラティスでより重視しているのが胸式呼吸。
(ヨガは腹式呼吸に重きを置いています)
呼吸で胸の部分を動かすことに大きな意味があります。
多くの人は身体が凝り固まっていて、胸郭という部分の動きが悪いからです。
私はピラティスのプロではないので、呼吸法やムーブメントの方法は後ほどトレーナーさんの動画をあげますね。
(いまインスタとHPを準備中とのことです)
まとめ
・ピラティスとは「背骨を動かし、集中して自分と向き合い、心と体の調子をよりよくするもの」
・言い換えれば自律神経を整えるのによいことばかり
・最も大切なのは呼吸法。正確に、集中すると効果がアップ。
・ピラティスに治療的な意味があることを知って頂けるとうれしいです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
(参考文献:ピラーティスアナトミィ コアの安定とバランスのための本質と実践 著ラエル・イサコウィッツ)